【徹底分析】2022年何に投資してれば良かったか?【米国株】

資産運用

【徹底分析】2022年何に投資してれば良かったか?【米国株】

今年は投資家さんにとって厳しい1年でした。この記事を読むことにより今後2022年と同様の年になった際に何に投資すれば良いのか何の対策をすれば良いのかが理解することが出来ます。今回の数字は全て2022年11月27日までの数字となっております。

2022年の株式市場が厳しかった理由

①インフレの加速
② FRBの引き締めペースの加速
③ 景気後退懸念

今年は利上げ、利上げといった形で過去にはない経験を体感することが出来ました。アメリカの現在の物価高を考えると仕方がなかったと言えます。今年の主要なETFの年初来成績を見てみましょう。

主要指数の年初来成績

VOO – 15.81%
QQQ – 28.57%
VT – 17.11%

S&P500、ナスダック、全世界株と10%以上のマイナス。特にQQQは30%近く下がっています。まさにコロナ暴落の再来。コロナ暴落と違うのは1年近くジワジワと下がっています。

年初来のリターンを資産クラス別に比較

米国株式(VTI):-20.29%
総合債券(BND):-13.80%
長期債(TLT):-28.69%
ゴールド(GLD):-3.04%
コモディティ(GSG):+22.35%

インフレ時期では実物資産が強いです。ゴールドもまずまずの成績ですかね。債券と株がやはり今年1年厳しい結果となりました。債券は安定資産と言われていますがこれだけの下落だと時期によっては保有割合を調整しなければいけないと感じる1年でした。

セクター別ETFの年初来

情報技術 VGT – 25.96%
一般消費財 VCR – 30.74%
ヘルスケア VHT – 5.38%
生活必需品 VDC – 1.35%
素材 VAW – 7.59%
公益 VPU + 0.058%
資本財 VIS – 11.06%
通信 VOX – 35.29%
不動産 VNQ – 24.38%
金融 VFH – 9.58%
エネルギー VDE + 60.75%

ほとんどのETFがマイナスという中で
エネルギーセクターと公益セクターはプラス。
今年のエネルギーセクターの大活躍を予想出来た人は2021年に何人いたでしょうか?株って本当分からないですね。

地域別ETFの年初来実績

VEA (米除く先進国)- 16.10%
VWO (新興国)- 22.14%

全米株も厳しい1年でしたが世界的にも厳しい1年となりました。米国も駄目、先進国も駄目、新興国も駄目となると本当にどうしていいのか分からなくなりますね。

国別ETFの年初来実績

  • トルコ + 67.2%
  • チリ + 13.3%
  • ブラジル +10.0%
  • メキシコ + 7.1%
  • カタール 4.8%

 

マイナスの国が多い中、ブラジルやメキシコなどアメリカに先んじて利上げした国がプラスになっていますがトップはトルコという結果になりました。

【利上げ時に仕込んでおきたい個別株】

2022 年初来プラスのおすすめの個別株

ユナイテッドヘルス +7.04%
マクドナルド +2.39%
コカコーラ +5.72%
アッヴィ +17.87%
ジョンソンエンドジョンソン +3.32%

生活必需品、ヘルスケアセクターが強いです。利上げで色々な株がマイナスの中プラス。こちらは厳しい2022年の株式市場でもプラスに推移した個別株です。利上げの際に参考になる成績ですね。

2022年はこう戦えば良かった

様々なポートフォリオをシュミレーショんできるPORTFOLIO VISUALIZERというサイトにて2つの組み合わせを比較してみました。
今年のみの比較で10,000ドルで比較。

ポートフォリオ①

VTI 全米株 20.00%
VEA 先進国株 20.00%
VWO 新興国株 20.00%
GLD ゴールド 20.00%
BND 債券 20.00%


株式60%、債券20%、ゴールド20%。株式は世界分散させています。投資の教科書に出てきそうな分散投資させたポートフォリオ。

ポートフォリオ②

VDE エネルギーETF 10.00%
VDC 生活必需品ETF 10.00%
VPU 公益セクター 10.00%
UNH ユナイテッドヘルス 10.00%
ABBV アッヴィ 10.00%
JNJ Johnson &Johnson 10.00%
GSG コモディティETF 20.00%
GLD ゴールド 10.00%
TUR トルコETF 5.00%
EWZ ブラジルETF 5.00%

セクター別ETFは今年成績が良かった3つを選択。残りはヘルスケアセクターの個別株3つにコモディティETFとゴールドETFを組み合わせて最後に国別はトルコとブラジルを選択。

ポートフォリオの年初来比較

 

ポートフォリオ①は年初来- 19.02%
ポートフォリオ②は年初来+ 16.33%

まとめ

2022年何を買っていたらプラスになっていたかが成績だけをみると明らかになっています。
しかし問題はこれを予想するのは非常に困難だったと思います。
1つ言えることは教科書通りの組み合わせでは良い成績が残せなかったと言うことです。

状況、環境に応じて勢いのあるセクター、暴落時にも強いヘルスケアや生活必需品セクターの個別株を選択していくことが重要ということをこの1年強く実感しました。

 

 

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